利用者の安全を確保
弊社は、津波避難階段・法面階段の全国でも数少ない専門メーカーとしてさまざまなノウハウを蓄積してきました。
我が社のモットーは、使う人の安全を第一に優先です。
複雑な地形でも綿密な構造解析に基づき、「階段に手摺りはついているのが当然」という 認識で形状を設計・製造しています。
手摺りの高さは、人が転落しないよう配慮して「のぼーる」は1100mm、「フリーステップ」は900mmを確保。手摺りはパイプ状で形状は握りやすく、全体がたわむことのない強度で安全を確保しています。
ステップ上部にはエキスパンドメタル(ひし形や亀甲型をしたメッシュ状の鋼板)を採用し、 雨や雪が降っても滑りにくく緊急避難時でも転倒を防ぎます。
複雑な地形でも安全に利用できる階段を設計・製造
手摺りの高さは900mm。形状は握りやすく、安定感を確保
ステップにはエキスパンドメタルを採用
手摺りは現場の状況により、長さを調整可能
長い距離の歩廊でも、安全性を確保
3DCADを使った分かりやすい図面と構造設計
≪3次元で表現したわかりやすい図面≫
3DCADの設計図で、施工前に設置後の全体像を立体的に確認できるのが大きな利点です。階段を昇る際の人の動きもイメージしやすく、発注者のみならず、住民への説明会でもどのような階段ができるか、広い年齢層に分かりやすく伝えることができます。特に避難用の「のぼーる」は、せっかく設置されても子どもや高齢者が上れるかどうかは切実な問題です。
その点、3DCADでのイメージ図で説明することができるので、子どもや高齢者でも安心して避難できることがよく伝わり、不安軽減につなげることができます。
3次元データにより、どこに負荷が掛かるかを立体的に把握
≪3DCADを使った構造設計≫
弊社の階段はすべて現地の形状に合わせたオーダーメイドで設計・製造しています。
専用の3DCADを使って複雑な地形でも全体構造を解析。
自然の法面は地形や勾配が一定ではなく、地盤や土質によっても構造は変化します。
設計段階で最新の3DCADを使い、現場の状況に応じて強度を立体的に解析します。
地形や地盤、土質によって生じる各階段部分への負荷の掛かり方を把握して設計しています。
これにより複雑な構造の階段も製造を可能にしています。
3DCADによる全体構造の立体的な解析・設計
具体的な設置イメージも、3DCADによりスピーディーに作成
3DCADイメージ
熟練の加工技術と溶接技術
弊社は昭和48年、金属加工専門業として創業しました。以来、土木・建設・物流の各分野から求められる金属製品を、設計から製造まで一貫して行ってきました。
金属製階段の分野でも設計から製造まで行い、すでに30年の実績があります。
創業から現在までで培ってきたのは揺るぎない信用、そして高い設計技術・溶接技術・加工技術。これらは誇り高い弊社の宝だと自負しています。
そんな実績と信頼、技術力から生まれる階段は、いうまでもなく法規で定められた強度を満たす材料を選定し、防錆に優れた溶融亜鉛メッキで仕上げています。
依頼された土地の地形に合わせ特殊な形の部品や踏板も発生しますが、レーザー加工機を使って一つひとつ鉄板を加工し、熟練の溶接工が入念に溶接。強度が求められる箇所はより強度を増して溶接し、使う人の安全を第一に考えて製作しています。
地形や設計に合わせた特殊な部材も全て自社で製作。安定した品質をお約束
熟練の溶接工が、安全を第一に考え溶接
複雑な形状を可能にする、レーザー加工機
ロボット溶接機で、計画的に生産
仮組み検査について
現地でスムーズに組み立てができるように、弊社では出荷前に必ず部品の仮組みをし、部品の角度が合っているかどうかなどを細かくチェックを行います。特に構造が複雑な部分は入念に確認しています。
また、部品の不足などのトラブルを防ぐため、部品数はチェック表を使って複数のスタッフで確認します。また、表に担当者の名前を記すことで責任の所在を明らかにしています。
さらに当初の依頼時と施工時の地盤が変わってしまうというケースもあるため、事前に対処しています。例えば設計時よりも地盤が下がってしまったといった場合に備え、当初の部品に加え予備の部品を出荷しています。それによりボルトの長さが足らずステップの水平を保てないといった事態を招かないよう配慮しています。
実際に組み立ててみて、不備が無いかを確認
特殊な形状は、細かく確認
1カ所ごとの個別梱包
景観対応品は、より厳重な梱包で発送